
キャミソールワンピースからのぞく谷間もいいけど、肩紐がずれているほうがグッときます。蠱惑的なジャケットイラストで惹きつけてくるのはサークル「にじいろのほし」の「塔の少女の寸止め催眠~魔女とカードに握られた運命~」です。少女と大人、そのどちらともいえるような彼女が塔の少女であり魔女なのでしょう。こんな子にあんなことやこんなことをされてしまうのでしょうか? それだけで思わず期待が膨らんでしまいますがちょっと違うようです。どうやらこの作品はあくまでもセルフであり、彼女はあれやこれやと指示するだけと、なんかちょっと残念ですね。とはいえ彼女との絡みがないのにどういうわけか人気は高いようです。彼女に支配されたいMな紳士がそんなに多いのでしょうか。それとも催眠の効果が強いのでしょうか。彼女との絡みを期待していた私としては是非とも確認してゆきたいところです。もっとも少々辛口なレビューになるかもしれませんけど。
CV:分倍河原シホ
サークル: にじいろのほし
タグ: 逆転無し/催眠音声/焦らし/催眠
◆収録時間
・ロングパートVer. 79:43
・ショートVer. 71:01
この作品のココがいい!!
- タロットカードの暗示を用いた焦らしの数々で飽きさせません
- 催眠状態での少女に支配された徹底的な焦らし寸止めプレイがM性を刺激しまくり
- 催眠にかかった間は別世界。何度聞いても初めてのような気持ちで聴けます
【注意事項】
この作品は、催眠誘導が含まれる「催眠音声」です。
ご視聴の際は必ず同梱の「READ ME」をお読みください。
登録内容の差し替えを行う場合がございますので
ご購入の際は、会員登録をしていただけますようお願いいたします。
【プレイ内容】
この作品は催眠の技術を応用した音声作品です。男性向け、射精あり(セルフ)です。
連続寸止め、鬼頭責め・乳首オナ(ロングパートのみ)です。
エッチパートに、ショート、ロングの二種類を準備しています。
通常はロング版をお聞きください。
早漏気味の方、長時間の寸止めに耐えられないと思われる方は、ショート版をお聞きください
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昔々、あるところに とても聡明な少女がおりました。
少女は自らの持つ知識を 身近な人々のためにためらいなく使う
とても他人想いの少女でした
程なく少女は 周囲の期待通り とても良い修道女となりました。
でも…… その少女が 本当は 何をしていたか ?
うふふ
話は変わりますが
「タロットカード」 って、聞いたことがありますよね。
タロットカードに描かれているもの
それは ただの絵でしょうか ?
フフ
ここに描かれているのはあなたの運命
魔女のカードに描かれた命令には絶対に抗うことができない
なぜなら、それが運命だから それがあなたの幸せだから
さあ、いらっしゃい わたしは いつでもここで
あなたを待っていますよ
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トラックリスト
ファイル1:催眠誘導パート 36:24
ファイル2_1:エッチパート(ロング) 40:54
ファイル2_2:エッチパート(ショート)32:12
ファイル3:解除パート 2:25
総再生時間
【ロング:1→2_1→3】【ショート:1→2_2→3】の順でお聴きください。
・ロングパートVer. 79:43
・ショートVer. 71:01
◆ 催眠導入パート
最初は物語と催眠の導入部です。催眠の導入は体をリラックスさせて覚醒と微睡の狭間に意識をもってゆくタイプです。部屋を暗くして適温にして横になれば、そんなに難しくありません。一つ、注意すべきこととしては必ず先にトイレを済ませておきましょう。途中でトイレに行きたくなると催眠も何もなくなります。実体験です。
物語はタロットカードの女教皇、塔のカードについてのお話です。聡明なる少女が「女教皇」となるも彼女は異性との交わりを持っていた。そのために「塔」へと幽閉されてしまう。彼女は今も男を塔へ誘ってその精で不老不死を得ている。タロットカードの女教皇のモデルになったヨハンナの話をモデルにした物語のようです。ヨハンナは出産後に死亡している、または処刑されているので塔への幽閉も不老不死もありません。しかし語りがとても良いのでまるで史実であったかのようなリアリティを感じられました。
塔に幽閉された少女、つまりキャミソールワンピースで魅了してくる彼女に塔へと誘われるまで導入部です。物語と催眠の導入が上手くリンクしているためスムーズに催眠状態へ移行できました。とても良い作りだとは思うのですが、難点もあります。初回はともかく、2回目、3回目と聞くたびにそれなりに長い(約30分)導入部を毎回聞く羽目になってしまうのです。気軽に楽しもうと思うには30分の導入はちょっと長いですよね。2回目以降のために催眠導入専用のパートが欲しいところです。
◆ エッチパート
彼女に誘われるがまま、淫らな期待に胸を焦がし、らせん階段を一歩一歩下りてゆきます。タロットカードの番号に紐付いたカウントダウンが行われ、どんどんと意識が深い催眠へと落ち込んだところでご期待のエッチパートへ突入です。
淡い髪色と白い肌、無防備なキャミソールワンピースから垣間見える胸元、右の肩紐は柔い肌を滑り落ち扇情的な様相で惑わしてくる。正直、そんな彼女との絡みを期待して止まないわけです。でも残念ながらこの作品ではセルフのみ。絡みなしです。そんな残念な……もとい物足りないもので満足に足るのでしょうか? 正直なところそこまでの期待はしていませんでした。しかし催眠状態侮るなかれといったところでしょうか。
ここでは彼女に指示されるまま、自慰行為をおこなってゆきます。それはタロットカードの番号の数だけしごき、0「愚者」がでたら達してもよいというもの。タロットカードは0を除けば1「魔術師」~21「世界」まであるので最後まで出なければ200回越え21回の寸止めを食らうことになります。なんかもうこの時点で嫌な予感というか、展開が読めた気がします。これ最後まで出ないんじゃね?
タロットカードを引くごとにその番号の数だけしごくことが許される。もちろんその気になれば回数以上にしごいて勝手に果てることもできます。でもそういった気は起りませんでした。催眠ゆえか、幾度となく語られた「至高の快楽」への好奇心か、はたまた彼女の声の力なのか。なんであれ命令に従って達することも出来ずに寸止めを繰り返されます。
出たタロットカードに応じて様々な刺激の与え方を指示されます。ただの同じことの繰り返しではないため飽きることはないでしょう。時に強く、時に早く、カウントダウンも急に早めてきたりとむしろ焦らしに耐えることが大変です。でも、このいきたいときにいけない感覚はだんだんと病みつきになります。ひたすら数をこなす作品だと賢者タイムがやってきて盛り上がりに欠けてしまうなんて経験ありませんか? これはその逆で達することができないことで賢者タイムに移ることもできずただひらすらに昂り続けることができます。最初で最後の一回へ盛り上がってゆく心と体は集中力を崩すことなくそのときまでを存分に楽しめます。
また作品自体は彼女と性的な行為を行うものではなく、自慰行為を支配されるだけです。なので音声やシチュエーションに慣れてしまってだんだんと飽きてくることも少ないのではないでしょうか。逆に言ってしまうと彼女との絡みはほとんどないということです。彼女を目当てにしていた私としてはそこは物足りない結果になりました。いっそのこと彼女の手で搾り取られるイメージに置き換えて聞いてみるのも一興かもしれませんね。映像のない音声作品だからこそそういったこともできるのですから。