すまないがここから先はMの性癖を持つもの以外は帰ってくれないか? サークル「えむおな」の新作はリスナーがよわよわの負け犬として、スタッフの女の子に戯れてもらう【負け犬カフェ】です。
タイトルからしてもう完全ド直球、内容に至っては清々しいほどに潔いM向け作品ですね。M向けではあるのですが、テキストは無駄なくテンポが良くヒロイン二人の会話も面白い。マニアックな面も見受けられますが不快感もなく楽しめました。
M向けといってもプレイ内容は様々でハードなものからソフトなものまでありますよね。ではこの作品の気になるプレイ内容はといえば甘々なMプレイ。甘くからかうような柔らかな言葉で嘲笑われてゆきます。かなり心を抉るようなことを言われても、彼女たちの甘い雰囲気のせいか不快感すらなく心に染み込んでゆきます。
かといって甘いだけなんてわけもありません。あれよあれよと持ち上げておきながら一気に突き落としたりなどリスナーの心を挫くのに余念がありません。落とし方も想像していたものの一歩先を行くS加減です。
評価の分岐となるのは甘い雰囲気を良いと思うか物足りないと思うかといったところでしょうか。シナリオを通して小馬鹿にされることを言われるのですが、口調のためにかなりやんわりとしています。嘲笑われているのに不快感もなく、大して心を抉られません。個人的には丁度良い塩梅だと思うのですが、M向けならもう少し抉ってきても良かったのではとも思います。
テンポよく楽しいテキストの緩いM向け作品なので、ライトな層に幅広く受け入れられる作品ではないでしょうか。
CV:沢野ぽぷら
サークル: えむおな
タグ: 淫語/バイノーラル/ダミヘ/風俗/ソープ/複数プレイ/乱交/男性受け/ささやき
◆収録時間:約1時間32分(一部重複あり)
この作品のココがいい!!
- 可愛い女の子たちのペットになって馬鹿にされたいMな方のみどうぞ
- ヒロイン二人のテンポの良い会話はそれだけでも楽しめます
- 実用性は本編だけじゃない、プレイに特化したExTrackまでついてます
【あらすじ】
とある地方都市の繁華街にある喫茶店。
表向きは客とお店の犬が戯れる一見普通の犬カフェだが、
裏の顔は客が犬になってスタッフの女の子と戯れて貰うM系風俗店、負け犬カフェだった。
お店の噂を耳にして来店したアナタを迎えたのは『ミルク』と『ココア』という二人の美少女店員だった……
女の子二人のペットになり負け犬として馬鹿にされながら責められ続けたい……
当店はそんなアナタのためのお店です……
※全編バイノーラル収録を行っております。
ステレオヘッドホン・イヤホン等でのご視聴を推奨いたします。
※乳首責めや前立腺責め等のプレイを多く扱っています。
エネマグラ等を使用しながら視聴することでよりお楽しみ頂けます。
【トラック内容】
・01_導入・負け犬カフェへようこそ 06分04秒
「普通、犬カフェといえばお客様がお店のワンちゃんと戯れるお店ですけど~♪」
「当店は負け犬カフェ♪ 可哀想な負け犬ワンちゃんを私達が相手をしてあげるお店なんです♪」
「おにーさんはそういうお店だって知ってて来たんだよね♪」
「私達のペットになりに来たんですよね♪」
負け犬カフェの噂を聞き来店したアナタを出迎えてくれたのは、
「ミルク」と「ココア」という二人の美少女店員だった。
二人のペットになることを希望したアナタは、
早速服を脱ぎ、犬耳と首輪そして尻尾付きエネマグラを装着させられる。
・02_ぷにあな相手に交尾の練習 16分21秒
「見ての通り、今日のおにーさんのお相手は~、大型オナホールのぷにあなちゃんで~す♪」
「童貞よわよわワンちゃんはオナホで練習するのがお似合いですよ~♪」
「私達が手伝って上げますから、上手にパコパコできるようになりましょうね~♪」
「たくさんたくさん腰振りの練習させてもらいましょうね~♪」
強いオスになるため二人に交尾の練習を手伝ってもらえることになったアナタ。
だが、紹介された練習相手は大型オナホールのぷにあなちゃんだった。
ぷにあなを妊娠させることができたら筆下ろしさせてくれると言うのだが……
(囁き/お散歩/大型オナホと腰振り練習/乳首責め/アナル責め/罵倒されながら敗北射精)
・03_逆サンドイッチで童貞&アナル処女を同時喪失 14分37秒
「おにーさんは~、お尻の穴、オモチャでだいぶ遊んでるみたいですけど~♪」
「ペニスバンドで女の子に犯されるのはまだ未経験ですよね♪」
「童貞と一緒に~、お尻の処女も捨てたいと思いませんか~♪」
「ふふ♪ おにーさん目の色が変わりましたね~♪ 興味津々みたいですね~♪」
お店には普通に本番コースが用意されていることに気付き、ココアに筆下ろしをお願いすることにしたアナタ。
スペシャルオプションの童貞と処女の同時喪失を提案される。
二人に前後からサンドイッチされ、オスとメスの快楽を同時に味わうことに。
(囁き/ココアと本番&ペニスバンドで逆アナル/キス責め&乳首責め/オスイキ&メスイキ同時イキ)
・04_レ○プごっこでつよ~いオスを疑似体験 18分42秒
「レ○プごっこっていうのは~、おにーさんがつよーいオス犬って設定で~♪」
「か弱いメス犬の私をレ○プしちゃうんです~♪」
「つよ~いオスに無理矢理犯されたら、よわ~い女の子がどんな態度とるか気になりませんかぁ♪」
「おにーさんにつよ~いオスの疑似体験させてあげますよ~♪ もちろん演技ですけど♪」
ココアに筆下ろししてもらっても、なかなか強いオスになれそうにないアナタ。
そんなアナタを見かねてか二人からスペシャルコースのレ○プごっこを提案される。
早速、ココアにサポートされながらミルクを無理矢理レ○プすることに。
最初は嫌がっていたミルクをおちんぽで屈服させるが、プレイ時間が切れてしまい……
(ミルクと本番/ココアのレ○プサポート囁き/プレイ時間切れ/罵倒射精誘導)
・05_レ○プごっこでつよ~いオスを疑似体験_最後まで媚び媚びVer 16分15秒
※途中まで04と同内容。04の時間切れしない場合のバージョンです。
プレイ終了まで媚び媚びモードで接してくれます。
(ミルクと本番/ココアのレ○プサポート囁き/媚び媚び射精誘導)
・06_ExtraTrack:左右から射精誘惑と射精禁止されながら囁き手コキ 08分06秒
「射精寸前の状態で我慢するのってすっごく気持ちいいよね♪」
「もうちょっとだけ我慢した方が気持ち良~く射精できるんだから、あと少しだけ我慢出来るよね♪」
「一度射精感こみ上げちゃったら、もう射精するまで収まりませんよね♪」
「いまお漏らしするのが一番気持ちいいですよ~♪」
二人が左右から右耳は射精誘導、左耳からは射精禁止しながら手コキしてカウントダウンで射精に追い込んできます。
(手コキ/射精誘導囁き/射精禁止囁き/カウントダウン/お漏らし射精)
・07_ExtraTrack:囁き耳舐めアナニーサポート 08分00秒
「おにーさんはこうやって左右のお耳を舐め舐めされながらオナニーしたいんですね♪」
「自分の指で乳首カリカリして、エネマグラひくひくさせながら、おちんちんシコシコしたいんですよね♪」
「負け犬ワンちゃんはどれだけオナニー大好きなんですか~?」
「仕方ないですよね♪ おにーさんオナニー大好きですもんね♪」
二人が左右から耳舐め囁きでアナル&乳首オナニーをサポートしてくれます。
(耳舐め/囁き/セルフ手コキ/エネマグラ操作指示/乳首弄り指示/射精誘導)
・08_ExtraTrack:耳舐め&乳首責め&前立腺責めループ 04分23秒
「前立腺なでなで♪ なでなでなでなで♪」
「ご主人様に前立腺なでなでしてもらえなくなるなら射精なんてしなくていいよね♪」
「乳首カリカリ♪ カリカリカリカリ♪」
「ご主人様に乳首カリカリしてもらえるんだからおちんちん弄らなくていいよね♪」
耳元で囁かれながらひたすら乳首と前立腺を責め続けてもらうトラックです。
導入やフィニッシュなどは無いのでループ再生で好きなだけ聞き続けてください。
(囁き/乳首責め/前立腺責め/ループ)
※ExtraTrackは導入や事後のトークを省略してプレイに特化したトラックです。
※Track07、Track08はSEを使用していないためSE有り/SE無しで内容の違いはありません。
◆ 蔑まれ嘲笑われることを良しとするなら
「導入・負け犬カフェへようこそ」、「ぷにあな相手に交尾の練習」レビュー
ストーリーは負け犬カフェに入店するところからスタートです。大人っぽいミルクと可愛らしいココアが出迎えてくれ、店の説明などをしてくれます。それにしてもその店の説明を改めて聞くとかなりアブノーマルなことがわかります。よわよわの負け犬になって女の子に調教されるなんて普通は引きます。
しかし、考え方を変えればこれはあくまでもロールプレイング。リスナーはよわよわの負け犬の役を演じるだけなのです。普段なら躊躇してしまうようなMなプレイだって、役割を演じるためなら仕方ないですよね。そう、これからのMプレイを行うのは普段の自分ではないのです。自分と切り離された、よわよわの負け犬を演じているだけなのです。決して私はMな性癖を持っているわけではないのです。

まあ言い訳はこのくらいにしておきましょうか。
まずは準備としてミルクとココアに言われるまま、負け犬の格好になります。裸になって首輪して耳と尻尾つけて。尻尾は尻に挿すだの、エネマグラの形だのこの時点でマニアックな内容満載です。つーか尻に挿すだのやめてくれ。俺は痔なんだ。聴いただけで痛くなる。
犬の格好をさせられた時点でかなり人間性をぶち壊しにきてますがこんなの序の口です。ここはカフェなので飲み物をくれるとのこと。それを聞いて思い浮かぶのは、まあコップなわけないですよね。犬用のお皿に牛乳入れて「はい、どーぞ」といった感じでしょうか。しかし、その読みはちょっと甘かったかなぁ。想像したことの更に先を行かれましたね。
犬用のお皿に水を入れて「はい、どーぞ」と出されます。
牛乳ですらない、ただの水。それを四つん這いになってペロペロと舐める。人間の尊厳ぶっ壊しにきてます。かなり強烈なプレイです。でもなんというか、ミルクとココアが甘い声色の赤ちゃん言葉で「なでなでしてあげまちゅね~」だの言ってくるので不思議と悲壮感とかはありません。
この場面を俯瞰して見たら、大惨事ですけどね。犬の格好して四つん這いになって水を舐めるみっともない姿を晒して、女の子二人に赤ちゃん言葉であやされてるわけですから。

シチュエーションを想像したら、むしろ興奮してきたよ
序盤からとんでもないM向け展開を繰り出してきましたね。ヒロイン二人の雰囲気は柔らかで馬鹿にされてるのに苛立ちなどは覚えませんでした。不思議な魅力があるようです。導入部としては上々の滑り出しですが、ちょっと細かいことを言うなら、二人同時に喋るときがあるのですがタイミングが合ってません。語尾が違うとはいえ、途中まではハモって欲しかったです。同じセリフを微妙にズラして聞くのはちょっとうっとうしかったです。
水を飲み終えたら次は交尾の練習。もちろん二人が相手してくれるわけもありません。大型オナホールのぷにあなちゃんが練習相手になってくれます。ここでの「もしかして生身の子とできると期待しちゃった?」的な言葉責めは可愛らしい声色に対してなかなかに辛辣なものが混じってます。
ココアはこのぷにあなをイカせることができたら、自分が筆おろししてくれると約束してくれます。まさかのスペシャルサービス展開です。ここはひとつ張り切って今までやられた分をやりかえす、ぐへへな展開もありですね。ただ、一つ問題があるとすれば。
オナホをイカせて妊娠させるって何?
一休さんも頭を抱えるような無理難題ふっかけてきます。でも、ココアもミルクもまるでできるような口ぶりです。これはあれか? 適当なところでOK出してくれる展開か? それっぽい感じにココアとミルクが主人公(リスナー)とぷにあなの台詞を当ててゆきます。このやり取りは結構楽しく、それでいて気持ちを昂らせます。そうしてどんどんと盛り上げて盛り上げて、ついにぷにあなが絶頂(っぽい展開)になったところで……
ミルクとココアに爆笑されます。ぷにあなが感じるわけないと馬鹿にされます。はじめから勝ち目のない展開だったことを突き付けられます。はい、あれだけ盛り上げていたのはここでつきおとすためだったのです。
正直、この展開は上手いなと思ってしまいました。はじめから「オナホをイカせて妊娠させるなど無茶苦茶な話」なわけですが、二人がそれっぽい演技を挟んできたので代替手段が用意してある、ご褒美があると錯覚してしまったのです。こうして勝手に気持ちを盛り上げて、あとちょっとというところで現実に戻されます。ご褒美なんてない、無様な姿を笑われるだけっていう。優しく導かれていった先で落とされる。落差の演出はM向け関係なしに面白いと思ってしまいました。

「馬鹿にされてる、悔しい! けど可愛らしくて感じちゃうの」って感じだよ
◆ 攻めも受けも享受することを良しとするなら
「逆サンドイッチで童貞&アナル処女を同時喪失」レビュー
主人公(リスナー)はぷにあなに連戦連敗(元から勝てる要素がない)しながらも店に通いつめていたようです。さすがはM向け作品だけあって、主人公は真正のドMです。
しかし、そんな負け犬としての日々ももうこれまで。ついにココアと本番の日が来たのです。
だってここはお金さえ払えば本番できるお店だったのですから
この主人公は真正ドMな上にド阿呆だったようです。ここまでくるといっそ清々しい。作品の趣向がM向けだからこそ許される主人公ですね。
しかし、これはM向け作品。当然ながら普通に本番などありません。なんかマニアックすぎて理解が追い付かないことを言われますが、要は主人公(リスナー)の尻をミルクがぶっすりいくよ、ということのようです。……なにそれ痛い。BLじゃないんだから。

前は僕が担当するから後ろは任せ…… 僕が後ろ? ヤダよ
M向け作品というだけあってアブノーマルさが半端ないです。音声作品なので後ろから突かれるイメージができないと、女の子二人にサンドイッチされているだけになってしまいますけどね。私はもちろん普通のサンドイッチしかイメージできませんでしたけどね。
こうして主人公(リスナー)はココアを突いて、ミルクは主人公(リスナー)を突くというMプレイが始まります。ここでは正面からココアが語り替え、耳元ではミルクが囁くというしっかりとした3P感が味わえる仕様になっておりました。
またミルクが喋っているときはココアは喘ぎ声を漏らし、ココアが喋っているときはミルクは乱れた吐息を耳元にといった感じで片方が無言になったりしないのもオーソドックスで良い演出でした。片方が喋っているときにもう片方が無言になったら3P感が台無しですからね。
もちろん前と後ろからM向けな言葉責めはここでも健在でした。前回のような上げて落とすものではなく、正統派な言葉責め。二人のリズミカルな罵倒は不快感ないんですよね。

むしろ台詞にもっと感情込められたらよほどの猛者でもないとエッチそっちのけで心折れちゃうよ
ただちょっと残念なところもありまして。序盤のココアは少し離れた正面にいるらしく声が小さく聞こえます。問題は途中からココアとキスしながらになるのですが、音が小さいままなんです。ココアとの距離感が変わらず、せっかくのキスしてる感が半端になってしまいました。
前と後ろからなんていうとんでもプレイはさすがはM向け作品だけのことはありますね。
◆ やられたらやり返すことを良しとするなら
「レ○プごっこでつよ~いオスを疑似体験」「レ○プごっこでつよ~いオスを疑似体験_最後まで媚び媚びVer」レビュー
オリジナルはプレイの途中で時間切れのため媚びなし罵倒されながらの敗北射精なMプレイ用。「最後まで媚び媚びVer」は時間切れなしで最後までそのまま楽しむ用。途中まで同じ内容でした。
ココアに次いで今度はミルクとの本番。今度は負け犬癖を治すために強いオスとしてミルクを押し倒します。まあ押し倒すといってもお店のプレイなんですけどね。
ここでもココアとミルクの掛け合いは健在。二人の軽妙なやりとりはなかなかにツボでした。

最初は嫌がっている(らしい演技の)ミルクも、最後には完堕ちしておねだりをはじめます。どんどんと昂ってきた! あぁ達する! 達する! ってところでオリジナル版は時間終了のベルが鳴り響きます。ここからは再びM向け展開へ戻ります。
もう今までの持ち上げっぷりが嘘のように(嘘でしたが)、とことん罵倒されまくります。今までのは演技だと分かっているのに、それをネタにして煽ってくることのエグイこと。媚びから一転、罵倒の威力の高いこと。気持ちよく盛り上げておいて一気に落とすを、またやられました。でもそれがいい……のかもしれない。

え? その人はどうなったかって? 僕たちの活躍で今は新宿二丁目で更生の日々を送ってるよ
一方で「最後まで媚び媚びVer」は時間終了のベルがなくそのまま射精してしまいます。罵倒射精パートなしなのでこちらはあっさり終わってしまいます。あくまでもおまけ要素といった感じです。

最後は「またお店にきてくださいね」といった感じの台詞であっさり終わりです。あまりにあっさりすぎてもう1トラックくらいあるのかと思ってしまいました。
◆ 総評
M向けといってもミルクとココアの二人は終始にこやかな雰囲気での罵倒でした。そういうお店ということもあり、辛辣な台詞のわりに強く精神的なダメージを受けるようなことはありませんでした。なので聴くだけならMでなくとも楽しめるくらいにソフトな出来栄えでした。
かといってプレイ内容もソフトかといえば、そんなことはまったくないわけで。改めて調べてみれば結構ハードなプレイをやってることがわかります。M向けプレイの知識があればあるほど満足度が高くなりそうです。それこそただ聴くのではなく、裸で四つん這いになって尻に尻尾をぶっ挿しながら聴くくらいすればM向けとしての満足度が高まりそうです。

M向け作品というカテゴリゆえにもっと特殊なものを想像していましたが、意外にも聴く限りはそんなことはありません(プレイ内容は特殊さ満載でしたが)。テキスト、演出、声優さんの演技のどれも十分に楽しめる完成度があり、実際に満足のいくものでした。さすがに何もかものが完璧とまではいかないまでも、悪い面を忘れてしまうくらい良い面が目立つ出来栄えの良作でした。